A-Studio+に出演された俳優・
長塚京三さん主演作品の映画『敵』
について掲載しています。
長塚京三 映画『敵』あらすじネタバレ 感想と考察
画像:公式サイトより

映画「敵」のあらすじ
穏やかな老後を送る主人公の前に現れた「敵」
大学教授を退職し、穏やかな日々を送る77歳の渡辺儀助。しかし、ある日、彼の書斎のパソコンに「敵がやって来る」という不穏なメッセージが現れます。

日常に現れる不穏な影
それ以降、儀助の周囲には奇妙な出来事が起こり始めます。かつての教え子や、バーで出会った若い女性など、様々な人物が彼の人生に現れ、彼の平静な生活を揺るがしていきます。
ネタバレ考察・「敵」の正体とは?
果たして、「敵」とは何なのか?
そして、儀助は「敵」とどのように
向き合い、この危機を乗り越えていくのか?

儀助の一人称で語られるのは、おだやかな
日常の中に徐々に妄想が入り込んでいく様子。
老後資金の不安、健康の不安、恋、その他
の悩みと、痴ほう(認知症、老人ボケ)が
進行して体や脳が侵食されていくような
不安感を長塚さんが絶妙に表現されています。
なんとかあがき抵抗し続けるも、どんな
人も勝てない相手。
敵=(老いと共に)自分の中から
やってくる。

若い女性に惹かれても、亡くなった奥さん
を忘れることはできない。
というのも含め、モノクロ画像といい
なんともいえないノスタルジックな
セツナサがたまりませんね。
長塚さんが2重に見える映画のポスター
が秀逸です。

モノクロ映像で描く静かで重厚なドラマ
本作は、筒井康隆の同名小説(1998)を原作とし、「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督がメガホンをとりました。モノクロ映像で描かれる静かで重厚なドラマは、観る者に深い印象を与えます。
長塚京三さんの繊細な演技
主人公の儀助を演じる長塚京三さんの繊細な演技も見どころの一つです。
老年の孤独や不安、そして生きる喜びを静かに表現しています。
映画「敵」の魅力
- 老いをテーマにした深い人間ドラマ: 老いゆく人間の心の変化や、孤独との戦いなど、普遍的なテーマが描かれています。
- モノクロ映像の美しさ: モノクロ映像が、物語の持つ重厚感を際立たせています。
- 豪華なキャスト: 長塚京三さんのほか、瀧内公美、河合優実、黒沢あすかなど、実力派俳優たちが脇を固めます。
関連リンク
『敵』公式サイト
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