新年1月2日に、『踊る大捜査線 歳末特別警戒スペシャル』が再放送されます。
キャスト、あらすじ、ネタバレ、考察と見どころなどを掲載しています。
踊る大捜査線 歳末特別警戒スペシャル:年末の湾岸署を舞台にした緊迫のドラマ

「歳末特別警戒スペシャル」は、1997年の最初のテレビシリーズの終了後、1997年12月30日に放送されました。
歳末特別警戒スペシャル あらすじ
青島 湾岸署に復帰
1997年の年末、湾岸警察署は犯罪の多発と忘年会の準備のため、多忙を極めていた。
会社員の彼氏の藍原誠治(伊藤英明)と、CAと偽って付き合っていたすみれは、忙しすぎてなかなか会えていなかった。
定年退職した和久刑事(いかりや長介)は、『指導員』として再び署に関わることになる。
青島は辞令がきちんと受け付けられておらず、交番勤務のままだった。
そして銀行立てこもり事件が発生。
強行犯係が向かうと、青島が現れ、自分が人質になると言って、犯人逮捕に至った。
青島は室井の取り計らいもあり降格人事から復帰し、再び湾岸署に戻るが、受け入れる課がなく、交通課に配属される。
2つの事件が発生
とある小学校の卒業制作が壊されるという事件が起こる。
学校の先生・美香(原沙知絵)もケガをしていた。
青島は、不審な男を目撃した美香から話を聞き、独自で捜査を進める。
強盗殺人事件
71歳の会社役員の男性が殺された強盗殺人事件は、目撃者が孫娘の北見繭(仲間由紀恵)だった。
強盗殺人事件の捜査本部が湾岸署に設置されることになり、指揮は室井ではなくキャリア組の新城賢太郎(筧利夫)が就いた。
新城は所轄刑事を見下す人物だった。

この作品で筧利夫さんが演じる
新城賢太郎が初登場しました。
立てこもり事件発生

今度は生活安全課に移動になった青島は、クラブで喧嘩をしていた鏡恭一(稲垣吾郎)の対応に当たる。
青島は、鏡が小学校の事件の犯人だと直感し、緊急逮捕する。
しかし、鏡は隙を見て署内で散弾銃を奪取し、刑事課を占拠するという衝撃的な事態に。
鏡は人質をとり、立てこもる。

鏡は車とクスリを要求し、聞き入れないと30分ごとに殺すと脅迫する。
強盗殺人事件の犯人は?
真下は室井に電話をし、特殊部隊・SATの出動を依頼する。
強盗殺人事件で使われたナイフが盗まれたナイフと一致し、ナイフは男に売ったと証言があり、それが鏡恭一だった。
鏡は、小学校の事件だけではなく、強盗殺人まで行っていたことが判明。
最終的にすみれが撃たれそうになったところに、SATが侵入し鏡を取り押さえ、逮捕に至る。
————————
その後、青島は無事に刑事課に戻ることができた。
考察:シリーズの深化と新たな試み
このスペシャルドラマは、シリーズを通して描かれてきた青島の成長と葛藤を鮮やかに描き出すとともに、新たな要素も加え、シリーズの幅を広げている。
- 青島の成長: 降格という挫折を経験し、再び現場に戻ってきた青島は、より人間味あふれるキャラクターとして描かれている。過去の経験を活かしながら、事件解決に奔走する姿は、視聴者に感動を与える。
- 組織との対立: 警察組織内部の権力闘争や、官僚主義的な側面も描かれ、青島は組織に縛られながらも、自身の正義を貫こうとする。
- 人間ドラマ: 鏡という複雑な人物像や、彼を取り巻く環境が丁寧に描かれ、事件の背景にある社会問題にも目を向ける。
- アクションシーン: 署内での立てこもり事件は、緊迫感あふれるアクションシーンが満載。シリーズならではのスピーディーな展開が魅力。
見どころ
- 青島と室井の再会: シリーズを通して描かれてきた2人の関係性が、新たな局面を迎える。
- 稲垣吾郎演じる鏡の演技: 当時SMAPとして絶大な人気だった稲垣吾郎が、複雑な人物像を繊細に演じ、物語に深みを与えている。
- 年末の湾岸署: 多忙な年末の警察署の様子がリアルに描かれ、臨場感あふれる映像が楽しめる。
- ユーモアとシリアスのバランス: シリーズの特徴であるユーモアとシリアスな要素が絶妙にバランスされ、飽きさせない展開。
- 豪華キャスト:強奪犯役の古田新太、連行される不良少女役の広末涼子、目撃者役の仲間由紀恵、教師役の原沙知絵、すみれ(深津絵里)のデートの約束をする伊藤英明など、豪華なメンバーが出演しています。
キャスト
青島俊作(杉並北署刑事課捜査資料室・巡査部長~湾岸署・巡査部長)- 織田裕二
室井慎次(警察庁警備局警備第一課課長・警視) – 柳葉敏郎
恩田すみれ(湾岸署刑事課盗犯係・巡査部長) – 深津絵里
和久平八郎(湾岸署刑事課・指導員) – いかりや長介
柏木雪乃(湾岸署交通課・巡査) – 水野美紀
袴田健吾(湾岸署刑事課課長・警部) – 小野武彦
魚住二郎(湾岸署刑事課強行犯係係長代理・警部補) – 佐戸井けん太
真下正義(湾岸署刑事課強行犯係係長・警部) – ユースケ・サンタマリア
中西修(湾岸署刑事課盗犯係係長・警部補)- 小林すすむ
森下孝治(湾岸署刑事課強行犯係刑事見習い・巡査部長)- 遠山俊也
緒方薫(湾岸署地域課・巡査部長)- 甲本雅裕
神田総一朗(湾岸署署長・警視正) – 北村総一朗
高橋(湾岸署交通課長) – 田山涼成
湾岸署警務課長 – 山崎一
寿司屋「和可竹」の大将 – 六平直政
現金輸送車強奪犯 – 古田新太
草壁中(警視庁SAT中隊長) – 高杉亘
内田晋三 – 高橋克実
美香(寿司屋「和可竹」の娘) – 原沙知絵
警視庁刑事部長 – 西岡徳馬
篠原浩三(杉並北署捜査資料室長) – 谷啓
藍原誠治 – 伊藤英明
北見繭 – 仲間由紀恵
須川圭一(生意気な小学生) – 森廉
不良少女 – 広末涼子
新城賢太郎(警視庁刑事部捜査第一課強行犯捜査担当管理官・警視) – 筧利夫
鏡恭一 – 稲垣吾郎
まとめ
「踊る大捜査線 歳末特別警戒スペシャル」は、シリーズファンはもちろん、初めて見る人にも楽しめる作品です。
青島の成長と葛藤、そして事件の真相を追うスリリングな展開は、最後まで目が離せないですね。
さらに深く知りたい方へ
- キャストの演技: 織田裕二、深津絵里をはじめ、個性豊かなキャスト陣の演技も見どころの一つ。
- 音楽: 小野清美による音楽が、ドラマの雰囲気を盛り上げる。
- 社会派ドラマとしての側面: 事件を通して、現代社会の問題点が浮き彫りになる。
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