母親が急に介護状態になり、色々と大変だったので、同じような方の参考になればと思い、備忘録代わりに記録しました。
介護申請とは?
介護申請の手順(流れ)は、時間がかかるので、少し面倒ですが、とてもありがたいシステムなので、感謝しております。

介護申請とは、介護が必要になった方が、介護保険サービスを利用するために、お住まいの市区町村に申請を行うことです。
申請は本人でなくても、家族や親せきなどが代理でできます。
介護申請をすることで
- 要介護認定: 介護が必要な度合い(要介護度)を認定してもらうことができます。
(要支援1,2 要介護1~5) - 介護サービスの利用: 認定結果に基づいて、訪問介護、通所介護(デイサービス)、ショートステイなどの介護サービスを利用できるようになります。
- 費用負担の軽減: 介護サービスの費用の一部が、介護保険で賄われるため、経済的な負担を軽減することができます。

介護申請をする必要があるのはどんなとき?
- 日常生活に支障が出てきたとき:
- 独りで入浴や食事が困難になった
- 家事や買い物ができなくなった
- 転倒や骨折を繰り返すようになった
- 認知機能が低下し、判断力が衰えた
- 家族の介護が困難になったとき:
- 家族が介護に疲れてしまい、手が回らなくなった
- 家族が遠方に住んでいる

介護申請の手続きの流れ
こちらは、基本的な流れです。
知人に聞くと、違う手順を踏んでいたので、後述します。
- 申請窓口へ行く: お住まいの市区町村の介護保険担当窓口へ行き、申請書に必要事項を記入します。
このとき、介護申請する本人の状態などを詳しく伝えました。 - 訪問調査: 認定調査員がご自宅を訪問し、身体状況や生活状況などを詳しく聞き取ります。
- 医師の意見書: かかりつけ医に、身体状況についての意見書を書いてもらいます。
(これは、介護申請をすれば、役所がやり取りをしてくれるので、自分で書いてもらう必要はありません)。
※
ちなみに母の場合は、鬱をわずらい、内科と心療内科に直前で2回ずつほど行っただけでしたが、役所の方から「内科より心療内科の方がいいでしょう」と教えてもらいました。 - 認定判定: 訪問調査の結果や、医師の意見書などを総合的に判断し、要介護度(要支援1,2 要介護1~5)が決定されます。
- ケアプランの作成: 認定結果に基づいて、介護サービスの内容や利用時間などを計画するケアプランを作成します。
私は、先にケアマネジャーさんを選んで、ケアプランを相談しました。 - サービスの利用開始: ケアプランに基づいて、介護サービスの利用を開始します。
手順は違う場合もあり
知人のケースでは、まず各地域にある地域包括支援センターに電話をして、先にケアマネジャーを決めてから、申請を手伝ってもらったということでした。
私も住んでる場所の地域包括支援センターに電話をしましたが、「まず役所で介護申請してください。その後、認定がおりたら、ケアマネジャーを決めてもらいますが、ご自分で探すのが難しそうでしたら、お手伝いはできます」とのことでした。
介護認定が下りる前に、ケアマネジャーを決めて、先にデイサービスなどを実際に使用することもでき、このときにかかった費用は、介護認定後に補助が出るとのことです。
申請から認定までにかかる時間・日数
※
私は、万一認定が下りなかったらと考え、上記の「流れ」通りに申請をしましたが、申請から訪問調査まで1か月近くかかり、さらにそこから、認定が決定するまでに約1か月かかり、この2か月間のストレスが大きかったので、それぞれの状況により、先に介護サービスを使用したほうがいいかもしれません。
家族など周りが疲弊してしまうと、色々と大変ですから、とにかく介護で精神的に参ってしまわないように、役所や地域包括支援センター、知人で家族を介護している人に聞くなど、相談しながら進めてください。
自分ですべてを抱えてしまうと悩んでつぶれてしまうので、相談に乗ってもらえるサービスは、どんどん利用させてもらいましょう。
介護申請に必要なもの
- 申請書: 各市区町村で用意されている申請書
- 介護保険証
- 健康保険証
- 印鑑(私の場合は、必要ありませんでした)。
- 身分証明書:家族などが代理申請する場合、代理人の身分証明が必要です。
- 医師の意見書(これは役所が医師とやり取りしてくれます)。
※これも医師によって、書くのが早い人や遅い人がいるらしく、そのやりとり次第で、介護認定が遅くなる場合があるそうです。
私は介護申請1週間後ぐらいに、病院に薬を取りに行くときのついでに医師に聞きましたが、すでに書類は役所に送って頂けてました。

介護申請に関する注意点
- 早めの申請を: 介護が必要になったと感じたら、早めに申請しましょう。
上記に書いた通り、とにかく介護認定がおりるまで時間がかかるので、早め早めを心掛けましょう。 - 家族や地域の支援: 申請の手続きは、家族や地域包括支援センターなどの支援を受けることもできます。
- 定期的な見直し: 要介護度は、状態の変化に応じて見直すことができます。
介護申請に関するよくある質問
- 介護申請は自分で手続きしなければならないの?
- 家族や地域包括支援センターなどの支援を受けることもできます。
- 介護申請には費用がかかるの?
- 申請自体は無料です。
- 介護保険サービスはどのくらい利用できるの?
- 認定された要介護度や、利用するサービスの種類によって異なります。

介護申請 まとめ
介護申請は、介護が必要になった方が、安心して生活を送るために重要な手続きです。
もし、介護について何かお困りのことがあれば、お気軽にお住まいの市区町村の介護保険窓口や、地域包括支援センターにご相談してみることをおすすめします。
より詳しい情報を知りたい場合は、以下のキーワードで検索してみてください。
- 介護申請
- 要介護認定
- 介護保険サービス
- 地域包括支援センター
ご自身の状況に合わせて、これらの情報をご活用くださいね。

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