室井慎次敗れざる者ストーリーあらすじネタバレ評判他

ついに12年ぶりの『踊る大捜査線シリーズ』
最新作『室井慎次敗れざる者』が公開されました。

さっそく観に行って感動しました＾＾。
生駒里奈さん、福本莉子さん、松下洸平
さん他が新たに出演されています。

織田裕二さん、深津絵里さん、小泉今日子
さんの出演は？

ぜひ皆さんも劇場の大迫力スクリーンで
堪能してくださいね。
音響も素晴らしかったです。

室井慎次敗れざる者ストーリー解説：ネタバレあり！見どころと感想を深掘り
室井慎次敗れざる者まとめ

室井慎次敗れざる者ストーリー解説：ネタバレあり！見どころと感想を深掘り

踊る大捜査線シリーズ最新作！室井慎次の新たな戦いが始まる

「室井慎次敗れざる者」は、人気ドラマシリーズ「踊る大捜査線」の12年ぶりの新作として、公開中の映画です。

この記事は、この作品の魅力を徹底的に解説していきます。
※ネタバレも含まれますので、まだ鑑賞されていない方はご注意ください。

室井慎次敗れざる者の魅力を徹底解剖！

青島不在の室井慎次

新たな章の始まり: シリーズの顔であった青島俊作が不在の中、警察庁退職後の室井慎次の新たな一面が描かれる。
過去との決別: あの男との約束を果たせなかった・・・。警察の組織改革に挑むなど、波乱に満ちた警察人生を歩んできた室井慎次。

27年前の青島俊作（織田裕二）との約束を果たせなかったことを悔やみ、警察を辞め、故郷の秋田で穏やかな日々を送る室井。

犯罪被害者と犯罪加害者の子供、タカとリクを引き取り、3人で静かな生活を送っていた。

しかしある日、自宅の目と鼻の先で、地中から死体が発見される。
その遺体は、かつてのレインボーブリッジ封鎖事件のときの出所した犯人だった。

・・・過去は簡単には消えないことを痛感させられます。

秋田を舞台にした人間ドラマ

美しい風景: 秋田の美しい自然が、物語に深みを与えます。
地域の人々との触れ合いと、、: 室井は、地域の人々との触れ合いを通して、自分自身を見つめ直していきます。そして、穏やかな日々を望む一方で、田舎特有の住みにくい人間関係もこまかく描かれています。

猟奇殺人犯の娘との出会い

日向杏（ひうがあん）の登場: 史上最悪の猟奇殺人犯・日向真奈美（小泉今日子）の娘、日向杏（福本莉子）との出会いが物語を動かしていきます。
過去と現在の交錯: 日向杏の登場により、室井の過去が再びクローズアップされ、新たな事件へと発展していく予感です。

※
福本莉子さんの演技が素晴らしく、日向真奈美（THE MOVIE 1と3の猟奇殺人犯）の娘とわかってからは、怖くてたまりませんでしたｗ

目つきも、劇中とはいえ本当の親子ではないかという感じがしましたし、タカとリクに嘘をつき、洗脳しようとしていくところや、不可解な行動なども、親譲りな感じがして、何もかも不気味でした＾＾；

10代の若くかわいい娘、、なのに、、というところが、余計に不気味です（汗。

いったい11月公開の続編ではどうなってしまうのか？　期待と不安で眠れなくなりそうです(笑)。

・・・きょんきょんも怖かったけど、莉子ちゃんも怖かった；；；

警察組織の闇

組織の矛盾: 室井の警察内の協力者の調べにより、真奈美が杏を生んだのは16年前ということがわかります。

つまりTHE MOVIE 3の事件のときには、すでに杏は生まれていて、２歳だったことになります。

当時、警察は真奈美の妊娠を隠ぺいしていたのです。父親が看守か担当医師などとバレると、警察組織としてはまずいためです。

父親になった男も、真奈美の人心掌握術にまんまとハメられたのでしょう。

警察組織の闇が浮き彫りになり、室井はこのあと、どう対処していくのでしょうか？
何年経っても、組織の体質は変わってなさそうです。

続編では、どんな新たな困難に直面するのでしょうか？
公開が待ち遠しいです。

※
たぶんTHE MOVIE 3の公開当時は、ここまでストーリーを考えられていなかったのでしょうけど、後からとはいえ、そこに伏線を張るというのは、なるほどなーと感心させられました。お見事です。

キャスト

室井慎次：柳葉敏郎
日向杏：福本莉子
森貴仁（タカ）：齋藤潤
柳町凛久（リク）：前山くうが・前山こうが
桜章太郎（警視庁刑事部捜査1課）：松下洸平
乃木真守：矢本悠馬
奈良育美：生駒里奈
森麻絵：佐々木希
新城賢太郎（秋田県警察本部長）：筧利夫
緒方薫（警視庁刑事部捜査1課）：甲本雅裕
森下孝治：遠山俊也
沖田仁美（警察庁長官官房審議官）：真矢ミキ
石津紀子：飯島直子
石津百男：小沢仁志
松本敬子：稲森いずみ
市毛きぬ：いしだあゆみ
柳町明楽：加藤浩次
明石幸男：赤ペン瀧川
坂村正之：升毅
他

場面場面で、過去のテレビシリーズや映画作品の回想シーンが出てきます。これが本作と連動していて感動しました。

はじめて観る方でも、そういうことがあったのか、とわかりやすいのではないでしょうか。
このあたりの創り方は、素晴らしいですし、大変だったんだろうなと苦労が想像されます。

緒方（甲本雅裕）や新城（筧利夫）が室井と再開するシーンなどは、感動します。

特に森下（遠山俊也）との再会シーンがジーンとします＾＾；
所轄の立ち番だった者との、何気ない会話を室井が覚えていた、というこまかい配慮がたまりません。

若き奈良育美弁護士（生駒里奈）のところで、スピンオフの映画『容疑者室井慎次』のときの小原久美子弁護士（田中麗奈）が少し映るのですが、なんだかあの感動を思い出します＾＾。
＞＞容疑者室井慎次に関するページはこちら

※
普通の映画でのひとつの劇中みたいに、違う役者を使ったり、俳優さんが特殊メイクで同一人物の若い時代を描くのではなく、実際に時が何十年以上も経っている重みが、なんかウルッときます。

ファンの人もリアルタイムで観ていた頃の昔のことを想い出したりして、感傷的になれる作品なんて、なかなか他に無いのではないでしょうか？

と考えると、踊るシリーズって、ほんとにすごい名作ですよね。

気になるあの疑問！

踊るシリーズの新作と聞いて、誰もが思うあの質問は？

青島ではなく、室井慎次

青島は若き日、熱血漢でしたが、室井は経験を積んだ元ベテラン刑事です。
青島がいないことで、また年齢を重ねたことで、室井の新たな魅力を引き出すことができ、物語に深みが増している印象がありました。

織田裕二が出演しない理由

これは、わからないところも多いですが、
織田さんに対して出演オファーがあったのか？　
（そりゃ、あるでしょうね）。

またあったとして、
首を縦に振らなかったのか？

そうではなく、

さらに来年以降に新作が控えているのか？

など、いろいろ勘ぐりますけど、できれば
後者であってほしいと思います。

そして、そのときには深津絵里さんも絶対出てほしいですね＾＾。

今回室井は、独立したキャラクターとして描かれ、新たな物語を築き上げています。

2005年の『容疑者室井慎次』は、完全にスピンオフ作品でしたが、今回は織田さんや深津さんがいないとはいえ、本編シリーズの一部という重みのある作品に感じました。

そして、それとは別にシリーズの進化に合わせて、新たなキャストを起用することで、作品に新鮮さを与えていて、大成功していると思います。
おまわりさんの乃木真守（矢本悠馬）さんが、いい味出てますｗ

過去の作品に多かったギャグを控えめにしているところも、作品に重厚さを与え、成功の要因の一部になっていると思います。

特にTHE MOVIE 3は、私感ですけどギャグの入れ過ぎが、観ていて感情移入できず、しんどかったですから。

興行収入は？

シリーズ人気の継続: 踊る大捜査線シリーズの人気は健在で、本作も高い興行収入を記録しました。
初登場で首位を獲得し、公開初日から3日間で動員が約25万1000人、興行収入が約3億6100万円を記録。
祝日を含む公開4日間の累計では、動員が約34万5000人、興行収入が4億8900万円を記録し、好スタートを切りました（10/16現在）。
今後の展開: 本作の成功は、新作映画2部作とシリーズの今後の展開に期待を持たせています。

※
もし、来年以降に新作があって、織田さんや深津さんが出演したら、過去作を越える超大ヒットになるかもしれませんね＾＾；

脚本とか演出とか、ものすごく大変そうですけど。