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大手銀行などが2024年10月1日から
17年ぶりに住宅ローンの変動金利を引き上げました。
今後も高い確率で金利上昇が見込まれています。
生活にどんな影響が出るのか調べてみました。
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住宅ローンの変動金利引き上げについて

近年、世界的な物価上昇や金融政策の変化に伴い、住宅ローンの変動金利が引き上げられるケースが増えています。
この変動金利の引き上げは、住宅ローンを利用している方、特に変動金利を選択している方にとって、大きな影響を与える可能性があります。
変動金利が引き上げられる原因
変動金利が引き上げられる主な原因としては、以下の点が挙げられます。
- 世界的な金利上昇: 世界的なインフレ抑制のため、各国の中央銀行が政策金利を引き上げる傾向にあります。この政策金利の上昇が、住宅ローンの変動金利にも波及し、結果的に金利が上昇します。
- 金融機関の基準金利見直し: 各金融機関は、市場の金利動向や資金調達コストなどを考慮し、定期的に住宅ローンの基準金利を見直します。この見直しにより、変動金利が上昇する場合があります。
変動金利引き上げがもたらす影響

変動金利が引き上げられると、以下の様な影響が生じます。
- 月々の返済額が増加: 金利が上昇すると、月々の返済額も増加します。特に、借入額が大きい場合や、残りの返済期間が長い場合は、その影響が大きくなる可能性があります。
- 返済計画の見直しが必要: 返済額が増加することで、家計への負担が増える可能性があります。そのため、返済計画の見直しや、繰り上げ返済などを検討する必要があるかもしれません。
- 住宅ローンの借り換えを検討: 金利上昇に伴い、他の金融機関の固定金利型の住宅ローンへの借り換えを検討する方もいます。ただし、借り換えには手数料などがかかるため、メリット・デメリットを慎重に比較検討することが重要です。
変動金利引き上げに対応するために
変動金利引き上げに対応するためには、以下の点に注意することが大切です。
- 金利動向をこまめにチェック: 金利は日々変動するため、こまめに金利動向をチェックし、今後の金利上昇に備えることが重要です。
- 金融機関に相談する: 金利上昇に伴う返済額の増加や、借り換えについて、金融機関に相談することをおすすめします。
- 家計の見直しを行う: 返済額が増加した場合に備え、家計の見直しを行い、支出を削減するなどの対策を検討しましょう。

テレ朝ニュースでは、2.65%まで上がる予想も

画像:ヤフーニュースより
番組の取材で、年利0.15%アップで返済「毎月5000円増」の男性は、住宅ローンを組む際に、上がらないだろうと楽観視していたそうです。最初は0.62%の金利だったそうです。
また、返済期間が最大50年という
超長期ローンを選ぼうとしている27歳の男性もいました。
月々の出費を抑えられ、借入金額を増やせること。
さらに契約者に万一のことがあっても、
団体信用生命保険(住宅ローン残高がゼロになる)
を受けられる期間が長くなるということにメリットが感じられるとか。
こうした超長期ローンの需要は高まっているそうです。
しかし、超長期ローンに注意が必要なのは、
返済期間が長い分、金利負担が大きくなること。
特に変動型を選ぶ場合、その不安も大きくなるので
慎重に検討する必要があります。
住宅ローン破綻で増える相談

問題は、金利上昇の他にもあり、収入の減少
などでローンが支払えなくなってしまう
住宅ローン破綻問題です。
富永順三さん(任意売却119番)によると、
昨今は高齢の方、特に年金世代の方に、
相談が徐々に増えつつあるとのことです。

今後も上がる金利
金利は物価に大きく影響され、物価上昇は
今後も避けらず、金利も上がっていくとみています。
(住宅ローンアドバイザーの淡河範明さん)
淡河さんの予測
現在の変動金利0.65%から、
1年後には1.65%、
2年後には2.65%くらいまで上がる
可能性があるということです。
※
専門家の中には、それほど急激には上がらない
という見方をしている人もいます。
ミックス金利がおすすめ?

淡河さんによると、金利は経済状況で変わる
ので、正確に予測するのは難しいが、将来的
には更に上がる可能性もあるので、返済計画
が見通せる固定金利と変動金利を半々にする
『ミックス金利』にしておくのがいいのでは、
ということでした。
金利が下がれば返済額は減りますし、たとえ
金利が上がったとしてもリスクを減らせます、
ということらしいです。
住宅ローン ミックス金利について
ミックス金利とは、住宅ローンの一種で、固定金利と変動金利という異なる金利タイプを組み合わせて利用するものです。例えば、住宅ローンの総額を3,000万円とすると、2,000万円を固定金利、1,000万円を変動金利で借り入れるといったように、自由に組み合わせることができます。
ミックス金利を選ぶメリット
- 金利上昇リスクの分散: 変動金利部分は将来金利が上昇するリスクがありますが、固定金利部分でそのリスクを抑えることができます。
- 金利が低い時期のメリットも享受: 変動金利部分は、金利が低い時期には低い金利で借り入れができるため、金利が低い時期のメリットも享受できます。
- ライフプランに合わせて柔軟に対応: 収入の変化や将来の金利見通しなどを考慮しながら、自分にあった割合で固定金利と変動金利を組み合わせることができます。
ミックス金利を選ぶデメリット
- 金利タイプが2つになるため管理が複雑: 固定金利と変動金利の2つの金利タイプを管理する必要があるため、金利の動きや返済額の推移などを把握する手間がかかります。
- 手数料などが割高になる場合がある: 2つの金利タイプを組み合わせるため、契約手続きや管理手数料などが割高になる場合があります。
- 各金利タイプのメリットを最大限に活かせない: 固定金利と変動金利のそれぞれのメリットを最大限に活かすことはできません。

ミックス金利の組み合わせ例

- 固定金利と変動金利をバランスよく組み合わせる: 金利上昇リスクを抑えつつ、金利が低い時期のメリットも享受したい方におすすめです。
- 固定金利の割合を多くする: 金利上昇のリスクを極力抑えたい方におすすめです。
- 固定金利と中長期固定金利を組み合わせる: より長期的に金利変動リスクを抑えたい方におすすめです。
ミックス金利を選ぶ際の注意点
- 各金融機関の金利設定や手数料などを比較検討する: 金融機関によって、ミックス金利の金利設定や手数料などが異なります。複数の金融機関を比較検討し、自分に合った商品を選びましょう。
- 将来のライフプランを考慮する: 収入の変化や将来の金利見通しなどを考慮し、長期的な視点で金利タイプを決めましょう。
- 専門家(ファイナンシャルプランナーなど)に相談する: 住宅ローンは大きな買い物です。専門家に相談することで、自分に合った返済プランを選ぶことができます。
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ミックス金利は、金利上昇リスクを分散させつつ、金利が低い時期のメリットも享受したい方におすすめの住宅ローンです。
しかし、メリットだけでなくデメリットも理解し、慎重に検討することが重要です。
まとめ
住宅ローンの変動金利引き上げは、多くの
借入者に影響を与える可能性のある重要な
問題です。
金利上昇のリスクを理解し、事前に対策を
講じておくことが大切です。
より詳しい情報を得るために
- 金融機関に相談する: ご利用の金融機関に、現在の金利状況や今後の見通しについて詳しくお尋ねください。
- ファイナンシャルプランナーに相談する: ファイナンシャルプランナーに相談することで、個々の状況に合わせたアドバイスを受けることができます。
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