テレビ番組「カズレーザーと学ぶ」で、
日本人が多く持つ新ヤセ菌について紹介されました。
番組を要約します。
ダイエットに効果あり? 日本人の9割が持つ新ヤセ菌

画像:番組公式より
有名なアッカーマンシアとクリステンセネラ
ヤセ菌として有名なのは、アッカーマンシア
と、クリステンセネラですが、残念ながら
日本人は体内にあまり持ってないとのことです。
アッカーマンシアは、納豆やメカブ等に
含まれており、腸壁を守るバリアになり、
脂肪や糖を防ぐ役目があるようです。
アッカーマンシアは、健康と腸内環境の関係を
解明する際に、とても重要な菌といわれています。
アッカーマンシアに加えて、やせ形の人に
多く見られるクリステンセネラがあります。
ですが、こちらも日本人には少ないそうです。
※
そもそも後から腸内細菌を増やそうとしても、
腸内に元からいる細菌が、新しい菌を増える
のを妨げるそうなので、元から持っている菌を
増やすことを考えるのが大切とのことです。
日本人が多く持つブラウティア菌

日本人の9割が持つといわれるのが
ブラウティア菌です。
これは普通の人だと、3%ぐらい体内に
あるそうですが、これを6%ぐらいに
するのがいいそうです。
こうすることによって、ダイエット効果が上がるらしいです。
増やしすぎると、他の善玉菌の効果が減るので、
増やしすぎなことがポイントだとか。
ブラウティア菌を増やせる食材
このブラウティア菌ですが、ある食材を
摂ることによって、体内に増やせると
番組内で紹介されました。
それが食物繊維が多い大麦です。
善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維が
レタスなど他の野菜類などより、かなり
多いとか。
白米1号(約150g)に大麦約20gを
混ぜると効果的とのことで、少量で
いいので毎日継続すことが大切だそうです。
大麦にはレジスタントスターチが多く
含まれるため、小腸で分解されずに
ブラウティア菌の多く含まれる大腸まで
届きやすいそうです。
ブラウティア菌のすぐれた効果とは?
1.
ブラウティア菌は、ダイエット効果のある
短鎖脂肪酸を作るだけではなく、他の菌
(ビフィズス菌など)に短鎖脂肪酸を
作らせる効果もあるようです。
2.
脂肪を燃やしやすくする。
オルニチンを作る。
オルニチンは肝機能を高める成長ホルモンを
生成し、脂肪を燃焼させます。
ブラウティア菌とは
ブラウティア菌は、正式名称をブラウティア・コッコイデス菌(Blautia coccoides)といいます。ヒトの腸内に生息するグラム陰性の偏性嫌気性菌の一種で、近年、その健康への影響に関する研究が盛んに行われています。
腸内細菌叢において優勢菌の一つであり、高齢者や糖尿病、肝硬変、大腸がん、乳がんなど、様々な疾患の患者腸内で減少していることが報告されています。一方で、感染症の報告がないことから、有用菌の一つと考えられています。
ブラウティア菌の機能

ブラウティア菌は、腸内環境の維持、免疫機能の調節、代謝の調節など、様々な機能を持つことが分かっています。
腸内環境の維持
- 腸内粘膜の主要な構成成分を分解し、短鎖脂肪酸(酪酸、酢酸、プロピオン酸など)を産生することで、腸内環境の維持に貢献します。
- 短鎖脂肪酸は、腸管上皮細胞のエネルギー源となり、腸管の健康維持に重要です。
- また、短鎖脂肪酸は、善玉菌の増殖を促進し、悪玉菌の増殖を抑制する効果があると考えられています。
免疫機能の調節
- 腸管免疫細胞の活性化を促進し、病原菌に対する防御機能を高める効果があると考えられています。
- 炎症性腸疾患の予防や改善に効果がある可能性が示唆されています。
代謝の調節
- 腸内における短鎖脂肪酸の産生を促進し、血糖値の抑制や脂肪燃焼促進効果があると考えられています。
- 肥満や糖尿病の予防や改善に効果がある可能性が示唆されています。
ブラウティア菌を増やす方法
ブラウティア菌は、腸内環境にとって非常に重要な菌と考えられています。近年、ブラウティア菌を増やすことで、肥満や糖尿病などの生活習慣病を予防・改善できる可能性が示唆されています。
ブラウティア菌を増やすための方法としては、以下のようなものが挙げられます。
- 食物繊維を多く摂取する: 食物繊維は、ブラウティア菌の餌となるため、積極的に摂取することが重要です。特に、バナナ、アスパラガス、レンコン、こんにゃくなどの食材に多く含まれています。
- プレバイオティクスを摂取する: プレバイオティクスは、善玉菌のエサとなる食物繊維の一種です。ブラウティア菌を含む善玉菌の増殖を促進する効果があるため、積極的に摂取することがおすすめです。ヨーグルト、納豆、味噌などの発酵食品に多く含まれています。
- 適度な運動をする: 運動は、腸内環境を活性化し、ブラウティア菌を含む善玉菌の増殖を促進する効果があることが分かっています。ウォーキング、ジョギング、水泳などの有酸素運動がおすすめです。
- 十分な睡眠をとる: 睡眠不足になると、腸内環境が悪化するため、ブラウティア菌を含めた善玉菌の減少につながります。毎日7~8時間の睡眠を心がけましょう。
- ストレスを溜めない: ストレスは、腸内環境の悪化を招き、ブラウティア菌だけではなく、それ以外の善玉菌の減少につながります。適度な運動や趣味など、ストレス解消法を見つけて実践しましょう。
ブラウティア菌に関する今後の展望
ブラウティア菌は、腸内環境と健康の関係を解明する上で非常に重要な菌です。近年、様々な研究機関でブラウティア菌に関する研究が進められています。今後、ブラウティア菌の特性を活かした新しい治療法や、予防法の開発が期待されています。
シミ・シワに効果的と言われる新素材?
誰もが体に備える超硫黄分子。
この超硫黄分子には、様々な効能・予防効果があると指摘されています。
1.ダイエット
2.日焼け・シミ・シワ
3.風邪(ウイルス性)
4.老化
5.がん抑制
6.アルツハイマー
7.心不全
8.脳卒中
最強食材 ブロッコリースプラウト
2023年9月に超硫黄分子が大量に含まれている
のが発見されたのは、ブロッコリースプラウトです。
このスプラウトの辛みの成分こそが超硫黄分子
ということだそうです。
栄養分子のスルフォラファンも大量に
含まれていて、これはがん細胞を殺す作用が
あるそうです。
そして肝臓に働くことによって、超硫黄分子を
使う酵素が増えるため、相乗効果が期待できるとか。
金沢大学ではスルフォラファン自体に肥満を
抑える効果があると発表したそうです。
※
注意点として、超硫黄分子は熱で壊れるので、
食べる時は、生で食べるようにとのことです。
また、発芽して5日目に食べるのが超硫黄分子
が1番増えていいそうです。
超硫黄分子の機能
超硫黄分子は、そのユニークな化学的特性に
基づき、多彩な生物活性を示します。
主な機能は以下の通りです。
抗酸化作用
- 活性酸素を除去することで、細胞を酸化ストレスから保護するそうです。
- 老化や生活習慣病の予防に効果がある可能性が示唆されています。
シグナル伝達
- 細胞内シグナル伝達分子として機能し、様々な生理機能を調節するそうです。
- 細胞増殖、分化、死、炎症などに関与することが分かっているそうです。
エネルギー代謝
- ミトコンドリアにおいて重要な役割を果たし、エネルギー産生効率の向上に寄与するそうです。
- 肥満や糖尿病などの予防・改善に効果がある可能性が示唆されています。
超硫黄分子の研究状況
超硫黄分子は、近年、その重要性が認識されるようになり、活発な研究が進められています。
- それぞれの超硫黄分子の生合成・分解酵素や、細胞内での作用メカニズムに関する研究が進められています。
- また、超硫黄分子を活かした新しい治療法や予防法の開発に向けた研究も盛んに行われています。
今後の展望
超硫黄分子は、生命現象における重要な役割が明らかにされつつあり、今後、さらに研究が進められることが期待されます。
- 超硫黄分子の機能や作用メカニズムに関する研究の進展により、新しい創薬標的の発見や、疾患の診断・治療法の開発につながることが期待されます。
- また、超硫黄分子を活かした機能性食品やサプリメントの開発も期待されます。
ご注意
この記事は、番組の要約を元に
解説したものなので、効果を保証する
ものではないことを、予めご了承ください。
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